カメラを買ったあと、「次は何を揃えればいい?」と迷っていませんか?
結論から言うと、最初に必ず買うべきは「メモリーカード」と「カメラバッグ」の2点だけ。残りは撮影スタイルが固まってから追加していけば十分です。
この記事では、FUJIFILM X-H2をメイン機に使うわたしが、実際に5年間使い続けて「これは買ってよかった」「もっと早く買えばよかった」と感じたカメラグッズを優先度別に8カテゴリで紹介します。全部一気に揃えなくていいので、上から順番に必要なものを選んでください。
優先度別まとめ表(2026年版)
まず全体像を把握するために、グッズごとの必要度・予算感・一言コメントを表にまとめました。
| グッズ | 必要度 | 予算目安 | 一言コメント |
|---|---|---|---|
| ① メモリーカード | ★★★ | 1,000〜8,000円 | これがないと撮影不可。最優先で購入 |
| ② カメラバッグ | ★★★ | 5,000〜30,000円 | 持ち歩くなら必須。衝撃・雨から守る |
| ③ クリーニング用品 | ★★☆ | 2,000〜5,000円 | レンズの寿命を延ばす。早めに用意を |
| ④ データ保存(HDD) | ★★☆ | 8,000〜15,000円 | PC容量を圧迫しないために必要 |
| ⑤ フィルター | ★★☆ | 3,000〜20,000円 | 風景・動画に挑戦するなら揃えたい |
| ⑥ 三脚・一脚 | ★★☆ | 3,000〜30,000円 | 夜景・長時間露光には必須 |
| ⑦ ストラップ系 | ★☆☆ | 3,000〜16,000円 | 純正でも可。好みで選ぶ |
| ⑧ ドライボックス | ★☆☆ | 2,000〜5,000円 | カビ対策。長期保管するなら用意を |
それでは各グッズを詳しく解説していきます。
① メモリーカード(最優先・必須)
メモリーカードは、カメラを買ったら真っ先に揃えるべき唯一無二の必須アイテムです。これがないと文字通り「撮影できない」状態になります。
ぼくの友人がカメラ本体だけ持って撮影に出かけ、メモリーカードを忘れて何もできずに帰ってきた——という悲劇を実際に目撃しています(笑)。カメラ本体と同時購入がベストです。
カメラのメモリーカードには主に「SDカード」と「CFexpress Type B」の2種類があります。どちらが必要かはカメラの機種によって異なるので、まず自分のカメラのスロットを確認しましょう。
SDカード(エントリー〜ミドルクラス向け)
FUJIFILMのX-S20・X-M5・X-T50・X-T30IIIなど、多くのミラーレスカメラで使われているのがSDカードです。安価で入手しやすく、初めてのカメラにぴったりです。
SDカードを選ぶときは「速度」と「容量」の2点が重要です。4K動画や連写を多用するなら読み書き速度が速いUHS-II対応のものを選びましょう。静止画メインならUHS-Iでも十分です。
- 容量:写真メインなら128GB、4K動画もがっつり撮るなら256GB以上
- 速度規格:UHS-Iで普段使いはOK。連写・4K動画ならUHS-II対応を選ぶ
- 価格:128GBで6,000〜10,000円が相場。セールでまとめ買いがお得
- ブランド:SanDisk・Sony・ProGradeが信頼性高め。無名の格安品は避ける
CFexpress Type B(上位機種向け)
FUJIFILMのX-H2・X-H2Sなど上位機種に採用されているのがCFexpress Type Bです。高速な読み書き速度が特徴で、8K動画や40MPのRAW連写をスムーズに扱えるようになります。
ぼくもX-H2を使い始めてから購入しました。試しに秒間15コマの連射を試してみたのですが、4,000万画素のRAW+JPEGでも数秒間まったく止まらずに連射できて、書き込みもあっという間。正直「すごいな…」と感動しました。
ただしSDスロットしかない機種には使えないので、まず自分のカメラのスロットを確認してください。価格もSDカードより高いので、必要になってから購入するのが賢明です。
② データ保存用HDD(PC容量を守る)
メモリーカードはあくまでデータの一時保存場所。撮影したデータを長期間安全に保管するには外付けHDD(ハードディスクドライブ)が不可欠です。
写真を撮り続けるとデータ量が急速に増えていきます。特にRAWファイルで撮影している場合、1枚40MB前後のファイルがどんどん積み上がるので、PCのストレージだけではすぐに容量不足になります。X-H2の4,000万画素RAWなら1回の撮影で数GBになることも珍しくありません。
ぼくは外付けHDD+Amazonプライムフォト+Googleフォトの3重バックアップ体制を取っています。写真データの保存方法については別記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

③ カメラバッグ(持ち歩くなら必須)
カメラを裸のまま持ち歩くわけにはいきません。衝撃・雨・ホコリから守るためにも、カメラバッグはほぼ必須のアイテムです。
ぼく自身、最初は「普通のリュックにカメラを詰めれば大丈夫」と思っていたのですが、ちょっと転んだときにレンズをぶつけてヒヤッとした経験があります。それ以来、ちゃんとしたカメラバッグを使うようになりました。
カメラバッグには大きく「リュックタイプ」と「ショルダータイプ」の2種類があります。用途に合わせて選ぶのがポイントです。
- リュックタイプ:旅行・山岳撮影など荷物が多い場面に最適。両手が使える。取り出しに少し手間がかかる
- ショルダータイプ:街スナップやちょっとした外出に最適。素早くカメラを取り出せる。荷物が増えると肩が疲れる
- 内側の仕切り:仕切りが調節できるタイプが使いやすい。レンズを複数本持ち歩くならスペースに余裕を
- 防水性:突然の雨に対応できるレインカバー付きが◎
- おすすめブランド:PGYTECH・Peak Design・Lowepro・Hakubaあたりが信頼性高め
ぼくが実際に使っているカメラバッグについて詳しくレビューしているので、参考にしてみてください。


なお、いきなり高価なカメラバッグを購入するのが不安な場合は、インナーボックスを普通のバッグに入れる方法もあります。厚手のクッションでカメラとレンズを守りながら、自分のお気に入りのバッグを引き続き使えるので、コストを抑えたい人に向いています。
④ クリーニング用品(レンズを長持ちさせる)
カメラやレンズは使い続けるとホコリ・指紋・花粉などの汚れが蓄積します。クリーニング用品があれば、いつでも最高のコンディションで撮影できます。
特にレンズ前玉の汚れは要注意。汚れがついたまま撮影すると、フレアやゴーストが出たり、解像感が落ちたりすることがあります。ぼくも一度、気に入った写真を撮ったあとにレンズを見たら指紋がべったり——という苦い経験があります(笑)。
最低限ブロアーとレンズペンの2点があれば日常的なメンテナンスは十分です。
ブロアー
センサーやレンズ表面のホコリを吹き飛ばすための必須ツールです。カメラのメンテナンスをするなら一番最初に買うべきクリーニング用品です。
安すぎるブロアーはノズルの先端が飛んでレンズフィルターを傷つける場合があるという話を聞いてから、多少値が張ってもしっかりしたものを選ぶようにしました。センサー清掃中にノズルが飛んだらと考えると……ゾッとしますよね。ぼくはノズル先端がシリコン製のものを使っています。
レンズペン
ブロアーで飛ばせなかった指紋や油分を拭き取るのに使います。レンズメンテナンスの必需品で、先端の炭素粉末がスマートに汚れを除去してくれます。
ぼくはフィルター用のフラット型ペン先のものを愛用しています。レンズ保護フィルター・背面モニター・スマホ画面にも使えるので1本あると非常に便利です。
⑤ カードリーダー(転送速度が劇的に変わる)
カードリーダーは必須ではありませんが、あるとデータ移行の速度と快適さが劇的に変わります。
X-T30を使っていた頃はカメラとPCをUSBで直接繋いでデータを移していたのですが、X-H2に変えてCFexpress Type Bカードを使うようになってから専用のカードリーダーを購入しました。転送速度が段違いで、大量のRAWファイルもあっという間に移せるようになりました。
CFexpress Type BとSDカードの両方に対応したデュアルスロットタイプを選ぶと、どちらの機種を使うときも1台で対応できるので便利です。
⑥ フィルター(表現の幅が広がる)
レンズの前に装着するフィルターは、撮影の表現幅を広げてくれるアイテムです。最初はなくてもいいですが、風景写真や動画撮影にハマり始めると自然と欲しくなってきます。
フィルターの種類と用途はこのとおりです。
- 保護フィルター(プロテクター):レンズを傷やホコリから守る。費用対効果が高く、まず最初に揃えたい1枚
- PLフィルター(偏光フィルター):水面の反射を消したり、空の青さを強調したりできる。風景撮影で大活躍
- NDフィルター:光量を減らしてシャッタースピードを遅くする。滝のシルキー表現や動画撮影に必要
まずは保護フィルターを1枚購入しておくのがおすすめ。レンズ前玉を傷つけてしまうよりフィルターを交換する方が何十倍も安くつきます。フィルター径はレンズの先端に「Ø49mm」のように印字されているので確認してから購入してください。
ぼくはレンズに常時保護フィルターを付けています。良いレンズには性能を落とさないよう少し高品質なフィルターを使うのが個人的なこだわりです。
⑦ 三脚・一脚(夜景・長時間露光に必須)
夜景・星空・滝のシルキー表現……これらを撮りたいなら三脚はほぼ必須です。シャッタースピードを遅くしなければならないシーンでは、手持ちではどうしても手ブレが出ます。
また動画撮影をするなら一脚もかなり便利。三脚より機動力が高く、歩き撮りでも安定した映像が撮れます。
- 耐荷重:カメラ+レンズの重量に余裕を持ったものを選ぶ。X-H2+大型ズームレンズなら2kg以上の耐荷重を
- 素材:アルミは安価で頑丈、カーボンは軽量だが高価。旅行が多いならカーボンがおすすめ
- 高さ:伸長時の最大高と折りたたみ時のサイズをチェック
- 雲台:自由雲台か3Way雲台か。初心者は自由雲台の方が直感的に使いやすい
最初は5,000〜1万円台のアルミ三脚で十分。本格的に撮りたくなったらグレードアップするのがベターです。三脚についての詳しいレビューはこちら。

⑧ ストラップ・アンカーリンクス
カメラ購入時に付属する純正ストラップでも基本的には問題ありません。ただ、サードパーティ製のストラップは使いやすさやデザイン性が高く、カメラを持ち出すモチベーションが上がるという副次効果があります(笑)。
ニンジャストラップ(長さ調節が瞬時にできる)
ぼくがメインで使っているのがニンジャストラップです。最大の特徴はスライダーを動かすだけで長さを瞬時に変えられること。
子どもを抱っこしようとしゃがんだ瞬間、長めのストラップのせいでレンズが地面に擦れてしまった——という経験をしてから速攻で買い換えました。今はしゃがむ前に即座にストラップを短くするクセがついています。
アンカーリンクス(ストラップの着脱を快適に)
カメラユーザーの間で定番中の定番のアクセサリーです。ストラップの着脱をワンタッチでできるようになるため、三脚使用時など「ストラップが邪魔…」というストレスがなくなります。
類似品より少し高めですが、耐荷重と耐久性を考えると純正品一択。万が一切れてカメラを落としてしまったときのダメージを考えると、ここはケチらない方が正解です。
ハンドストラップ(スナップ撮影に最適)
街スナップや軽めの外出のときはネックストラップより手首に巻くハンドストラップの方が使いやすいです。小型のカメラ(X-M5・X-T50など)をサッと持ち出したいシーンに特に向いています。アンカーリンクスを使えばネックストラップとの付け替えも一瞬でできます。
ドライボックス(カビ・湿気からカメラを守る)
カメラとレンズの保管で一番怖いのが「カビ」です。特に梅雨時期の高湿度環境で保管すると、レンズの内部にカビが生えて修理が必要になることも。防湿庫が理想ですが、ドライボックス+乾燥剤の組み合わせでコスパよく対策できます。
密閉性の高いボックスに除湿剤(シリカゲルやドライペットなど)を入れて保管するだけでOK。ぼくも将来的には防湿庫を買いたいと思いつつ、今はこの方法で十分対処できています。
三脚と一緒に使うと便利なグッズ
L字プレート(縦構図の切り替えがスムーズに)
三脚ユーザーには地味に便利なアイテムです。三脚使用時に横構図と縦構図をスムーズに切り替えられるようになります。縦横を切り替えてもカメラの光軸がズレないため、構図の再調整がほとんど不要になるのが最大のメリットです。
ただしバリアングルモニター搭載機(X-S20・X-T50など)の場合、プレートの形状によってはモニターの開き方に制限がかかることがあります。購入前に対応機種を必ず確認してください。
よくある質問(FAQ)
Q. カメラを買ったら最初に揃えるべきグッズは何ですか?
A. 絶対に必要なのは「メモリーカード」です。これがないと撮影すらできません。次に「カメラバッグ」。持ち歩く際の保護のために早めに用意することをおすすめします。この2つを揃えれば、とりあえず撮影に出かけられます。
Q. SDカードは何GBを買えばいいですか?
A. 写真メインなら128GBが使いやすいです。4K動画もがっつり撮るなら256GB以上が安心。ぼく個人的には128GBを2枚持つスタイルが好みです。1枚が壊れたときのリスク分散になります。ブランドはSanDisk・ProGradeなど信頼性の高いものを選んでください。
Q. カメラバッグはリュックとショルダーどちらがいいですか?
A. 撮影スタイル次第です。旅行・登山など荷物が多い場面が多いならリュック、街スナップが中心ならショルダーが使いやすいです。ぼく自身は普段の撮影にはショルダー、旅行にはリュックと使い分けています。
Q. 保護フィルターは必要ですか?
A. 個人の考え方によりますが、レンズの前玉を傷から守るために付けておくのがおすすめです。特に高価なレンズを使っている場合は、フィルター代の数倍の修理費がかかることもあります。ぼくはすべてのレンズに保護フィルターを常時装着しています。ただし品質の低いフィルターは解像感を落とすことがあるので、信頼できるブランドのものを選びましょう。
Q. FUJIFILMのX-M5やX-T50を買ったのですが、何から揃えればいいですか?
A. X-M5・X-T50はどちらもSDカードスロット搭載機なので、SDカード(UHS-I対応128GB以上)を最初に購入してください。次にカメラバッグ。X-M5はコンパクトなのでショルダーバッグやスリングバッグとの相性が抜群です。レンズ保護フィルターも早めに用意しておくと安心です。
まとめ
カメラを買ったあとに揃えておくべきグッズをまとめました。優先順位を付けるとすると以下のとおりです。
- メモリーカード(最優先・必須)——カメラと同時購入を
- カメラバッグ(必須・早めに)——本体・レンズを衝撃から守る
- クリーニング用品(ブロアー+レンズペン)——長く使うために
- フィルター・三脚——撮りたい写真のジャンルによって追加
- ストラップ・ドライボックス——余裕ができたら揃える
一度に全部揃えようとしなくて大丈夫です。まずメモリーカードとカメラバッグを用意して、あとは撮影を重ねながら「あれがほしいな」と思ったときに追加していくのが、無理なくカメラライフを広げるコツだと思います。
どんなグッズを使っているかはカメラマンそれぞれの個性が出るので、そういう意味でも楽しいですよね。自分なりのスタイルを見つけながら、撮影を楽しんでいきましょう!


