カメラを始めるにあたって一番重要なのはボディとレンズですが、それ以外にも様々なカメラグッズがあります。
今回はカメラを初めて買ったり、買って間もない初心者に向けてカメラを始めるうえで必須なもの。あると便利なもの。それらをまとめました。
メモリーカード
撮ったデータを一時保存するものとして必須なメモリーカード。
基本的にはSDカードが主流かと思いますが、最近の上位機種のカメラにはCFexpressというカードに対応したものもあります。
SDカード
大抵のカメラの記憶媒体として使用されていますね。
8K動画や秒間10コマ以上の高速連射を使わない限りは、SDカードで十分かと思います。
一応SDカードにもいくつかの種類があるのですが、SDXCカード,UHS-II,V60という規格であれば少し値段は張りますが後悔することはないと思います。(自分のカメラが規格に対応しているのかは確認してください。)
容量については静止画メインであれば64GBもあれば十分です。動画も撮りたい場合は128GB以上は欲しいですね。
CFexpress type B
一部上位機種にしか採用されていませんが、大容量で高速なデータ読み書きができるものです。
対応している機種で8K動画や高速連写を使用するのであれば用意したいですね。
自分は動画もそれほど撮りませんし、高速連写もあまり使わないのですが、せっかくX-H2というフラッグシップ機を使っているので、その機能をフルで使ってみたいと思い、容量は一番少ないものにしましたが購入しました。
試しに秒間15コマの連射機能を試してみたのですが、4,000万画素のRAW+JPEGでも数秒間であれば全く止まることがなく連射できました。書き込みもあっという間です。
やってみるとわかりますが、結構気持ちいいですよ。これ(笑)
外付ハードディスクドライブ
メモリーカードはあくまでデータの一時保存のためのものなので、撮ったデータを別に保管する場所が必要です。
その際に一番使いやすいのが外付けハードディスクドライブです。
PCのストレージにそのまま保存するのもいいとは思うのですが、写真を撮るにつれてどんどんデータが増えていくので、あっという間に容量を圧迫してしまいます。動画もとっている場合はより顕著ですね。
その点から考えても外付けハードディスクドライブは非常に有効な保存媒体と言えるでしょう。
ちなみに私は外付けハードディスクドライブとAmazonのプライムフォト、そしてGoogleフォトを利用して3重でバックアップを取る形で写真を保存しています。
それぞれ一長一短があるのでこのようにしているのですが、そのあたりもそのうち記事にして解説したいと思います。
カードリーダー
カードリーダーは必須ではありませんが、あるとデータの移動が非常に便利です。
X-H2の前のX-T30の時は直接カメラとPCを繋いで写真を保存していたのですが、いちいちカメラをPCと繋ぐよりは楽ですし、転送速度も非常に早くデータの移行が楽になりました。
お金に余裕があるのであれば、買っておくことをおすすめします。
ストラップ
ストラップについては、カメラを購入した時に付いてくるメーカー純正のものでも基本的には問題ないです。
ですが、市販のものの場合便利機能が付いていたり、オシャレなものが多いのでカメラを持ち出したくなるというメリットがあると思います。
私の場合はニンジャストラップを使用しています。このストラップは長さを瞬時に変更できるのが非常に便利です。
もともとはメーカー純正のストラップを使用していたのですが、ストラップを斜め掛けすることが多いので、ストラップの長さは少し長めにしていました。
ですが、子どもと一緒に公園などに行った時に子供を抱っこしようとしゃがんだ際、レンズを地面に擦ってしまうという事故が発生してしまいました。
幸いレンズフードを付けていたので、フードに少し傷がついただけで済んだのですが、ストラップを簡単に調節できるものがないか探していたところ、これを見つけたのですが速攻で購入しましたね(笑)
アンカーリンクス
カメラを使用している人でこれを知らない人はいないんじゃないかと思うくらい有名なグッズですね。
詳しい説明はもはや不要と思いますが、簡単に付け外しが出来るのでかなり便利です。
お値段は少し高めかもしれませんが、類似品よりは耐久性があると思うので使用しています。
落としたときのショックがでかすぎますからね…。
三脚を使用するときもストラップを付けているとプラプラしてしまって邪魔ですし、場合によっては風の影響を受けてブレてしまうことがあります。
ですがこれを付けていれば簡単にストラップを外せるので、風の影響も最小限に抑えられるのはメリットです。
ハンドストラップ
街なかをスナップするときはストラップではなく、もっぱらこちらを使用しています。
アンカーリンクスのおかげもあって、ストラップとの入れ替えがしやすいです。
小さいカメラを持っている場合は、ストラップではなくこちらだけでも十分かもしれませんね。
保護フィルター
高いレンズを使用する際は絶対に付けてます。
良いものはそれなりの値段がしますが、レンズ本体を壊してしまうよりは何倍もマシですからね。
一応高いレンズに使用する場合は、なるべくレンズ性能を落とさないよう高めのフィルターを使用しています。
ブロアー
カメラメンテナンスをする上では必須のものですね。
基本的にブロアーは何でも良いとは思っていたのですが、安すぎるものは使用している最中にブロワーの先端が飛んでいってレンズフィルターを傷つけてしまう場合もあると聞いてからそれなりのものを使用するようにしました。
レンズもフィルターならまだマシですが、直接傷が付いてしまったら目も当てられないですし、カメラ本体のセンサーに使用している時にそうなってしまったら立ち直れそうもありません…。
ちなみに私は万が一のことを考えて、ブロワーの先もシリコン製で柔らかくなっているものを使用しています。
レンズペン
こちらもメンテナンスをする上では必須ですね。
ブラシも付いているので、ボディに付いたゴミをサッと落とせるのも便利です。
ペン先にいくつかの種類があるのですが、フィルター用のフラットなタイプのペン先のものを使用しています。
これであれば、レンズ以外にも背面モニターやスマホ画面にも使用できるので結構便利なんですよね。
カメラバッグ
普通のバッグでも大丈夫ですが、あると撮影が非常に快適になります。
ものによっては横から取り出したり、様々なカメラグッズも簡単に収納できたりします。
私が使用しているカメラバッグについては別記事で紹介していますので参考にしてみてください。
ただし、結構お値段が張るので最初はインナーボックスでも十分かもしれません。
インナーボックスは普通のバッグの中に入れることが出来るボックスで、カメラやレンズを厚めのクッションで保護してくれます。
仕切りなども付いていて複数のレンズを収納することも出来るので、自分の持っている機材とバッグに合わせて購入しましょう。
三脚
こちらは必須ではありませんが、あると写真の表現の幅が一気に広がります。
特に風景や夜景撮影の際は必須と言っても良いかもしれません。
三脚についても別の記事で紹介していますので、よろしければそちらを参考にしてみてください。
L字プレート
これも必須ではありませんが、あると三脚の使用が便利になる代物です。三脚使用時に横構図と縦構図の切り替えがスムーズになります。できれば三脚と一緒に用意できるといいですね。
縦横を切り替えても光軸がズレないので構図の調整も最小限で済むのがメリットです。ボディの保護やグリップ性が向上するという利点もあります。
ただし、バリアングルモニターの機種の場合、プレートの形状によってはモニターの動きに制限がかかる場合もあるのでご注意ください。
ドライボックス
本当は防湿庫が1番なんですが、ドライボックスで安くすませることも十分可能です。
しっかりと密閉できるものを選びましょう。併せてドライペットのような除湿剤を入れておけば湿気の多い梅雨の時期でもカビの発生を防止することができます。
ただ、余裕があれば防湿庫が欲しいですよね…(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか。カメラを始めるにあたって必須なもの。あると便利なものを紹介させていただきました。
一気に全部揃えるのはなかなか難しいと思いますが、少しずつ揃えていって充実したカメラライフを過ごしていただければ幸いです。