風景写真を撮る際にあると表現の幅が劇的に広がる角形フィルター。
私もたまに風景写真を撮るので以前から角形フィルターが気になっていたのですが、ついにH&Yフィルターのセットを導入しました!
今回は導入してみて感じたこと、そして作例を紹介していきたいと思います。
Landscape Setを購入
まずは購入したものについてです。
H&Yフィルターでは、初めてフィルターを導入する人のためにいくつかのセットが用意されています。
私のフィルターの使用用途としては風景写真の撮影になりますので、それに適したLandscape Setを購入しました。
Landscape Setの内容物
セットの内容物は以下の通りです。
- フィルターホルダー
- ドロップインCPLフィルター
- アダプターリング
- ソフトGND8
- リバースGND16
- ND64
ドロップインCPLフィルターはフィルターホルダーに組み込まれています。
ただし必要に応じて取り外すことも可能です。
なお、ドロップインPCLフィルターを外した場合、隙間から光が入りこまないように蓋も付いてきているのでその点も安心ですね。
複数のフィルター径に対応
アダプターリングについては67,72,77,82mmの4つが付いてきます。
私はそんなにレンズを持っていませんが、風景撮影によく使うXF16-55とXF50-140はそれぞれ77mmと72mmなので、このセット1つで2本のレンズに対応できるのは非常に助かります。
レンズにアダプターリングを付けたあとにこんな感じでホルダーに取りつけます。
フィルターは基本ガラス製なので落とすと割れます。しかも価格もそれなりに高いので精神的ダメージも大きいです。
ですが、H&Yフィルターはゴリラガラスを採用しているため非常に割れにくく、コーティングも協力で傷もつきにくいのが特徴です。
フィルター初心者の私からすると落としても割れにくいのは非常に安心感があります。
H&YフィルターのHPでは実際に落としている動画もあるのでぜひ見てみてください。
フィルターの効果
ここからは各フィルターの効果について説明していきます。
CPLフィルター
CPLフィルターは反射を抑えて色を出してくれるものです。
水辺を撮影する際はもちろん、風景を撮影する際に葉のテカリを抑えて本来の色を出したい時に使うと効果的ですね。
ドロップインCPLフィルターは直接フィルターを触らなくても角についているダイヤルを回すことでCPLフィルターの効きを調節出来ます。
寒い場所で手袋を外さなくても操作しやすいように考えられているみたいです。
ソフトGNDフィルター
ソフトGNDはフィルター上部が一番濃く、徐々に薄くなっていくフィルターです。いわゆるハーフNDフィルターですね。
角形フィルターを使う方の大半はこのハーフNDフィルターを使う為に導入するのではないでしょうか。私もそのうちの1人です(笑)
画角に太陽が入る際や明暗差が強い場合に使うと白飛びが抑えられてドラマチックな表現が可能となります。
もちろん現像でも同様の効果は得られますが、フィルターを使用した方が無理に現像する必要もないので自然な表現が可能になります。
また、私はFUJIFILMのカメラを使っている関係でJPG撮って出しが多いので、その場で写真を完成させることができるのが嬉しいですね。
リバースGNDフィルター
こちらもハーフNDフィルターの1つですが、こちらはフィルターの中央部分が一番濃くて上に向かって徐々に薄くなっていくフィルターになります。
これは朝日や夕日の撮影時に効果を発揮します。使える場面が限定的ですが、私の中では1番使用頻度が高いです。
それくらいドラマチックな撮影が可能になる代物です。初めて使用した時は本当に感動しました。
NDフィルター
NDフィルターはいわゆるサングラスの様なもので、入ってくる光を減らしてシャッタースピードを長くするためのものです。
基本的に三脚が必須になりますが、滝や水の流れを糸のようにしたり、雲を流したりして写真の表現を変えるときに使います。
このND64というフィルターは光量を1/64に、つまり6絞り分の光量を減少させます。
分かりにくい場合はフィルターを付けていないときのシャッタースピードに64をかけた値になると思ってもらえれば大丈夫です。
フィルターを付けていない時のシャッタースピードが1/320秒の場合は、1/320秒×64=1/5秒になるというイメージです。
ちなみにH&Yフィルターのフィルターはマグネット式なので簡単に着脱が可能で、更に重ね付けも可能です。
上の写真もリバースGNDとND64を重ね付けして撮影したものになります。
作例
ここからはH&Yフィルターを使用した写真の作例をいくつか載せたいと思います。
フィルターバッグもおすすめ
今回のセットには含まれていませんが、一緒にフィルターバッグも購入しました。
使った感想ですが、複数のフィルターを持ち歩く場合は非常に便利なアイテムでした。
正面の蓋のところにはフィルターホルダーが収納できます。
ファスナーを開けるとこんな感じでガバっと開いて中身の確認もかなりしやすいです。収納力もかなりありますね。
特筆すべきところはこのヒモです。これを引っ張ることでフィルターがスッと出てきてくれます。
フィルターを複数持っている方は是非購入を検討してみてください。非常に使い勝手が良いですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。H&YフィルターのLandscape Setについて紹介させていただきました。
私にとって初めての角形フィルターでしたが、マグネット式で着脱がしやすく落としても割れにくいのが初心者の私には非常にありがたいポイントだと感じました。
また風景撮影をする際に使用するので、Landscape Setに含まれている2種類のハーフNDフィルターが写真の表現の幅を劇的に広げてくれました。
同じように初めて角形フィルターを購入しようとしていて、撮影用途が風景写真の場合はこのセットは非常にコスパのいいおすすめのセットだと思います。
この記事がフィルター購入の参考になれば幸いです。